星に願いを



「うわぁ・・綺麗なお星様!」


「・・ほんとだ−−綺麗だね。」



「あ!みてみて総士っ!!あそこっ!今星が流れたよ?」


「うん、流れ星だ・・。」



「わぁ・・初めてみたっ。あっ!流れ星にお願いしたら
夢叶うかなぁ・・?」



「なにかお願いしたいことがあるの一騎?」


「うん、あるっ!!」


「なに?」


「総士と、ずっと一緒に居られますようにって。」


「一騎・・・」


「総士は?どんなこと、流れ星にお願いする?」


「僕?・・僕はーーー」


「うん?」


「・・・・秘密。」


「えーっ?ズルいっ・・」


「ずるくていいよ、秘密は秘密。」


「じゃあもう聞かない!ーーあ、でも流れ星もう無くなっちゃった・・。
お願いしそびれちゃったなぁーー・・」


「・・流れ星、また見たい?」


「うん!見たい!それでお願いするんだ。・・でもいつ見れるかわかんない
もんな〜・・。今度はいつ見れるかなぁ・・?」


「−−僕が、見せてあげるよ。」


「えっ?」


「僕が流れ星、手に入れて一騎に見せてあげるよ。」


「そ、総士!無理だよそんなの。だってお星様だよ?」


「平気さ、なんとかするよ。」


「な・・なんとかって。ーーだって・・」


「一騎。」


「ん・・?」


「お前が望むなら
 あの流れ星だって手に入れてやるさ。」


「そ、うし・・・」




そうさ、なんだって手に入れてやる。

だから一騎
僕から離れないで・・・


どんなことがあっても。









ーーーそれが僕の願い事だよ。









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いかがだったでしょう?短編です。子供の頃な二人です。
かなり短いです(汗)子供の頃って、なんだって出来るぞ、
みたいな所ありますから、そんな子供っぽいところを書いてみました。
な〜んて。・・ただ総士に口説き文句まがいなコト言わせたかっただけです(笑)
お粗末さまでした!
2004.1.3. 青井聖梨